シマノ 22BB-X ハイパーフォース SUTブレーキⅡを搭載しモデルチェンジ!
そろそろフカセ釣りを再開しようか考え中のヨッシーです。
先日、シマノ2022秋冬新製品情報の発表がありました。
残念ながら気になる商品は少なかったんですが、その中でもレバーブレーキリールで購入検討の候補に上がったものがあったのでご紹介したいと思います。
それがこちら『22BB-X ハイパーフォース』。
現行機種から5年経ってのモデルチェンジということで当然、上位機種である21BB-X テクニウムにも搭載されている『アレ』が22BB-X ハイパーフォースにも搭載されます。
それでは、22BB-X ハイパーフォースについて進化・注目ポイントを見ていきましょう。
目次
BB-Xシリーズとは
シマノのレバーブレーキリールは『BB-Xシリーズ』として展開され、BB-X ハイパーフォースを含め7つのモデルが存在します(BB-X以外にエクスセンスLBも別モデルであり)。
- BB-X テクニウム【BB-X TECHNIUM】
- BB-X レマーレ【BB-X Remare】
- BB-X ハイパーフォース【BB-X HYPER FORCE】
- BB-X RINKAI SP(リンカイ スペシャル)
- BB-X ハイパーフォース コンパクトモデル【BB-X HYPER FORCE】
- BB-X デスピナ【BB-X DESPINA】
- BB-X ラリッサ【BB-X Larissa】
その中でも BB-X ハイパーフォースは、BB-X テクニウムの下位モデルにあたります。
22BB-X ハイパーフォースの進化・注目ポイント
22BB-X ハイパーフォースの進化・注目ポイントは次の4点でしょう。
- SUTブレーキⅡへの進化とサイレントドライブ搭載でハンドルのガタツキが軽減
- MGLローターもセットで巻上げや逆回転が軽快
- デザイン刷新
SUTブレーキⅡへの進化でハンドルのガタツキが軽減
22BB-X ハイパーフォースも21BB-X テクニウムと同様にSUTブレーキがSUTブレーキⅡへ進化しました。
ハンドルを離したとき、ローターが逆回転しラインが放出されますが、ハンドルは逆回転せずにラインを放出することができる画期的なシステム。
ちなみに通常のレバーブレーキは、ローターといっしょにハンドルも逆回転しラインが放出される。
このSUTブレーキの問題点の1つとして、ハンドルのガタツキやブレを指摘する声があったのですがそれが改善。ただでさえ他のブレーキシステムと比べ逆回転時のブレの少なさにおいてアドバンテージがあったのですがさらに磨きがかかっています。
このSUTブレーキⅡの搭載で、魚の突っ込みで竿がのされたときの体制の立て直しや逆回転時の魚への違和感が緩和され、今まで以上に魚とのファイトが楽しくなります。
また、サイレントドライブも搭載され、ボディ全体の基本設計からドライブギア、ウォームシャフト、ウォームシャフトピン、ウォームシャフトギア 、摺動子ギアなどの部品間のガタや、隙間、揺れを徹底的に見直しが行われています。
このサイレントドライブの恩恵もあり、スプールが上下に動く際の挙動やリトリーブを止めた直後の安定感が向上します。
MGLローターもセットで巻上げや逆回転が軽快
MGLローターとは、ローターの形状が左右非対称となっているため、巻き出し後は回転力を持続させようとする力(慣性の法則)が妨げられ、巻き続けるにはそれなりの力が必要となりますがその分、巻きの停止を瞬時に行うことができ、巻いている途中でもピタッ、ピタッと止めることができます。
また、MGLローターはCI4+でできているので軽量が故に巻き出しが軽く、感度もよい、そして剛性も上がっています。
このMGLローターとSUTブレーキⅡの相性は抜群!
逆回転性能にさらに磨きがかかっているというわけです。
デザイン刷新
外観はどうでしょう。
現行から大きく変わっていないように見えますが。
大きな変更点はスプールのデザインとレバーブレーキのカラーが変更されている感じでしょうか。
個人的に現行モデルの方がカッコイイ気がしますが皆さんはいかがですか。
ラインナップとスペック表
22BB-X ハイパーフォースは、次の7種類がラインナップされています。(全てドラグ付き)
品番 | ギア比 | 最大 ブレーキ力 (Kg) | 最大 ドラグ力 (Kg) | 自重(g) | スプール径 (mm) /ストローク (mm) | 糸巻量 ナイロン (号-m) | 糸巻量PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル 1回転) | ハンドル 長さ(mm) | ベアリング 数BB /ローラ― |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2500DXXG S R | 7.2 | 8 | 8 | 255 | 47.5/14.5 | 2-170 2.5-150 3-120 | 1-320 1.2-270 1.5-220 | 107 | 50 | 11/1 |
C3000DXXG S R | 7.2 | 8 | 8 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 107 | 50 | 11/1 |
C3000DXXG S L | 7.2 | 8 | 8 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 107 | 50 | 11/1 |
C3000DXG S R | 6.6 | 8 | 8 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 98 | 50 | 11/1 |
C3000DXG S L | 6.6 | 8 | 8 | 250 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 98 | 50 | 11/1 |
C3000D TYPE-G S R | 4.6 | 8 | 8 | 255 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 69 | 50 | 11/1 |
C3000DXG | 6.6 | 8 | 8 | 235 | 47.5/14.5 | 2.5-180 3-150 4-100 | 1-400 1.5-270 2-200 | 98 | 50 | 8/0 |
残念ながら、2022.07.19時点で本体価格が未定となっています。
技術特性
22BB-X ハイパーフォースの技術特性は下記の通りです。
- HAGENEギア
- Xシップ
- HAGANEボディ
- サイレントドライブ
- SUTブレーキⅡ
- MGLローター
- Xプロテクト
- AR-Cスプール
- CI4+
- S A-RB
- ワンピースベール
- 海水OK
まとめ
22BB-X ハイパーフォースの発売予定は 2022年10月 となっています。
(※C3000DT-G S R、C3000DXG S R、C3000DXG S L、C3000DXGは2022年11月発売予定)
21BB-X テクニウムが高すげて手が出せず、22BB-X ハイパーフォースの発売を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。
また発売から少し待てば福袋の季節にもなるので福袋を待つのもいいかもしれませんね。
いずれにしても発売までお金を貯めて楽しみに待ちましょう。