ダイワ IM Z リミットブレーカー TW HD-C 釣りフェスティバル2023話題独占!?
デジモノ大好きのヨッシーです。
2023年1月20日、釣りフェスティバルでシマノやダイワから新製品が発表されました。
ベイトリールではシマノから23アンタレス DC MDの発表がありましたが、ダイワからはとんでもない商品の発表がありました。
その名も『IM Z リミットブレーカー TW HD-C』。
ダイワ初となるデジタル制御ブレーキ搭載というだけでも話題性十分なのに、それがスマートフォンアプリと連携可能ってんだからもう大変!
今回は、IM Z リミットブレーカー TW HD-Cがどんなリールなのかをご紹介したいと思います。
目次
IM Z リミットブレーカーとは
IM Z リミットブレーカーとは、ダイワ初となるデジタル制御ブレーキを搭載、スマートフォンアプリと連携することで新しいブレーキ設定を追加したり、釣行データの記録や最大飛距離通知機能などを可能とした、次世代のベイトキャスティングリールです。
スプール径は38mm、ラインキャパがPE4号で100m、自重は250g、最大ドラグ力7kgとそのスペックが示すとおり、中重量級のルアーやビッグベイトゲームを得意とするヘビーデューティー&ロングキャストモデル。
リール自体の拡張性があり、釣り人の成長を助ける機能あり、なおかつベイトキャスティングリールとしての最新のテクノロジーを搭載したIM Z リミットブレーカーは真の『大人のおもちゃ』と呼ぶに相応しいリールに仕上がっています。
IM Z リミットブレーカーの注目ポイント
IM Z リミットブレーカーの注目ポイントを見ていきましょう。
デジタル制御ブレーキ『インテリジェント マグフォース』搭載
ダイワが新開発したデジタル制御ブレーキシステム、それがインテリジェント マグフォース。
シマノでいうところのDCブレーキですよね。
インテリジェント マグフォースは、ルアーやラインの種類、釣り場の状況に応じて性格の違うブレーキモードを選択することができ、これまでの限界地点を超えた飛距離をもたらすブレーキシステムになっています。
一番の特徴は、その拡張性。
工場出荷時のスタンダードモードに、スマートフォンのアプリと連携することでさらに3つのブレーキモード(PEブレイドモード、ロングキャストモード、マックスブレーキモード)をインストール可能。
そのブレーキモード毎にブレーキ力の強弱を8段階調整することができます。
さらにアプリ経由でブレーキモードの配信があるようなのでリールやスプールを変えるかのごとく、いろんなブレーキモードを追加して楽しむことができるってわけです。
スマホ連携を可能とした『ダイワ コネクティングシステム』
インテリジェント マグフォースに無くてはならないテクノロジーがこのダイワ コネクティングシステム。
スマートフォンとベイトリールを連動することができる画期的なシステムです。
ではスマートフォンとベイトリールを連動させて何ができるのか?
1つ目が、DAIWAアプリ経由でブレーキモードの追加が行えます。
インテリジェント マグフォースのブレーキモードは工場出荷時、スタンダードモードのみですが、スマートフォンとDAIWAアプリをこのダイワ コネクティングシステムで連携することでさらに3つのブレーキモード(PEブレイドモード、ロングキャストモード、マックスブレーキモード)をインストールすることができます。
ブレーキモードは4つのブレーキ設定のみではなくDAIWAアプリによって追加配信されるとのことなので、リール自体がどんどん進化する可能性を秘めています。
2つ目が、釣行回数や総キャスト数、飛距離などの釣行データを記録することができます。
この釣行データはDAIWAアプリで閲覧可能となっており、日々の総キャスト数や最大飛距離が一覧で見ることができます。
それだけではなく、釣行時の天候やルアー、釣果などをメモとして残す機能もあり釣り人としての成長記録も残せるんです。
拡張性があって釣行データも残せる、まさに未来型のベイトリールですよね。
『ハイパードライブデザイン』搭載で初期性能が長期間持続
リールは使用期間が長くなるにつれどうしても巻き心地が悪くなっていくもの。
特にソルトでの使用時には海水がリール内部に入り込み、塩が固着して内部パーツを傷つけたり、クラッチが切れなくなったりすることも。
ハイパードライブデザインとは、初期性能が長く続くことを目指した設計思想(ダイワ公式サイトより)。
いいものは長く使いたいというユーザーの思いを実現してくれるハイパードライブデザインは、既にいくつかのベイトリールに採用され実績も十分。
当然、このダイワが誇るハイパードライブデザインはIM Z リミットブレーカーにも採用されています。
このハイパードライブデザインは駆動系のハイパードライブデジギア、ハイパーダブルサポートと、操作系のハイパーアームドハウジング、ハイパータフクラッチ、主に4つのテクノロジーで構成されています。
ハイパードライブデジギア
ギアの歯は従来の大きさそのままに、ドライブギアとピニオンギアの歯面の嚙み合い率を上げることでハンドルからの入力を最大限にスプールへの回転性能へ変換する、それがハイパードライブデジギア。
シマノのマイクロモジュールギアとは違ったアプローチで滑らかな回転性能と耐久性を兼ね備えた画期的なギアシステムです。
ハイパーダブルサポート
ピニオンギアの両端に2つのボールベアリングを配置、ドライブギアとピニオンギアの噛み合いにおいてパワーをロスすることなくスプールへの回転性能へ繋げるのがハイパーダブルサポート。
これによりリーリングにおける回転性能や耐久力、パワーの伝達力が大幅に向上、負荷が掛かった状態でも軽くしかも強い巻き上げが可能となります。
ハイパーアームドハウジング
ハイパードライブデジギアやハイパーダブルサポートにより回転性能やパワーの伝達力があがったとしてもそれを受け止めるボディが貧弱ではパワーロスにつながってしまいます。
ハイパーアームドハウジングは、フレームやサイドプレート、セットプレートに金属素材(IM Z リミットブレーカーはアルミ)を採用し、高精度のマシンカット技術で剛性力の高い、耐久力のあるフルメタルハウジングとなっています。
ハイパータフクラッチ
塩噛みによる固着を防ぎ、何度も繰り返されるクラッチのON/OFF操作に耐えられるよう開発されたクラッチシステムがハイパータフクラッチ。
ソルトで使用する場合、リールの大敵といえば海水。
淡水での使用を前提とするのであればオーバースペックとなりますが、IM Z リミットブレーカーは特に海水でこそ本領を発揮できるスペックなだけにハイパータフクラッチは必須といえるでしょう。
『ATD』はスムーズな滑り出しと高耐久のドラグシステム
ATD(オートマチックドラグシステム)とは、魚の引きに合わせて滑らかに作動するドラグシステム。
魚を掛けた直後の急な引きに対してはスムーズにラインが送り出され、魚の引きの強弱に合わせてブレーキも掛かる、フッキングの際には滑りすぎない特性をもっています。
IM Z リミットブレーカーは3枚のカーボンワッシャーを搭載し耐久性も向上。
大型魚との長時間のファイトでもドラグ力が低下し難くくなっているので、魚をバラす機会もグッと減ることでしょう。
『TWS』搭載で遠投性能と対バックラッシュ性能アップ
ベイトリールの大敵であるバックラッシュ。
特にソルトでPE使用を前提とした場合、太いPEを使用するとリーダーとの結束部分も太くなるのでレベルワインダーが抵抗となりライントラブルやバックラッシュへと繋がる可能性があります。
IM Z リミットブレーカーには遠投性能と対バックラッシュ性能に定評のあるTWS(T-ウイングシステム)が搭載されます。
TWSは、クラッチを切るとT型レベルワインドの開口部が前面に現れ、ライン放出時の抵抗が大幅に減ることでバックラッシュが少なくなります。
さらに、ライン放出時の抵抗が少なくなるということは飛距離アップにも繋がります。
中重量級のルアーやビッグベイトをより遠くへ飛ばしたい!
IM Z リミットブレーカーにとってTWSは必要不可欠と言えるでしょう。
テクノロジー
IM Z リミットブレーカーに搭載される主なテクノロジーは以下の通りです。
- インテリジェントマグフォース
- ダイワ コネクティングシステム
- ハイパードライブデジギア
- ハイパーダブルサポート
- ハイパーアームドハウジング
- ハイバータフクラッチ
- ATD
- TWS
- ゼロアジャスター
- G1ジュラルミン製Φ38mmスプール
- アルミ製大口径スタードラグ
- 4CRBB 仕様 パワーラウンドEVA ノブ(S)
ラインナップとスペック
IM Z リミットブレーカー TW HD-Cは、エクストラハイギア左右ハンドル2種類のみがラインナップ。
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力 (kg) | 標準糸巻量 ナイロン(lb-m) | 標準糸巻量 PE(号-m) | スプール径 (mm) | ハンドル長さ (mm) | ベアリング ボール/ローラー | バッテリー 容量 | バッテリー 充電時間 | 連続投擲数 | 使用環境 | 搭載ブレーキ | メーカー希望 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
XH | 100 | 8.4 | 250 | 7 | 16-125 20-100 | 4-100 5-80 | 38 | 95 | 12/1 | 410mAh | 約90分 (付属USB Type-C使用時) | 約700投 | 動作温度:0~40度 充電温度:15~30度 | INTELLIGENT MAGFORCE (スタンダードモード) | 125,000円 |
XHL | 100 | 8.4 | 250 | 7 | 16-125 20-100 | 4-100 5-80 | 38 | 95 | 12/1 | 410mAh | 約90分 (付属USB Type-C使用時) | 約700投 | 動作温度:0~40度 充電温度:15~30度 | INTELLIGENT MAGFORCE (スタンダードモード) | 125,000円 |
まとめ
IM Z リミットブレーカーはデジモノ好きの自分にとって非常にそそられる商品であることは間違いありません。
スマートフォンとベイトリールが連携でき、ブレーキの拡張性もあって日々の釣行データも記録できるなんて最高です。
しかし大きな問題があります。
皆が同じように思っているはずです。
それは本体価格が125,000円とクソ高い!
実売価格は100,000円前後ぐらいでしょうか。
さすがに買えないよ。
IM Z リミットブレーカーの発売予定は2023年4月。
2,3年後、手が届く新しいリールが登場するまで待つしかないかな。
同じ機能をもった安いモデルが発売されることはないと思うけど。
シマノから安いモデルでないかな・・・